身長を伸ばす方法

ホルモン注射で身長は本当に伸びるの?

2017/03/26

ホルモン注射 身長

ホルモン注射で身長が伸びる、というお話を聞いたことはありますか。成長ホルモンを注射して、成長を促すという仕組みのものです。仕組みを簡単に述べてしまえばいかにも簡単で便利そうに感じますが、それなりの副作用もあるのです。

これを最後まで読んでいただいた方は、注射で効果が得られるか否か、正しい知識が身に付いていることと思います。

1. 大人はホルモン注射で身長は伸ばせない

残念ながら成長期が終わった大人、人によって多少異なりますが20歳前後を目処にホルモン注射で身長を伸ばすことができなくなってしまいます。その理由は注射するものが成長ホルモンであるからであり、成長期が終わった大人だと、いくら後から成長ホルモンを投与したところで、身長が伸びることはないのです。

またギリギリ成長期であっても、身長を伸ばすためにホルモン注射をするのは効果が薄いと言わざるを得ないです。成長期が終わりに近づくにつれ、自然と身長の伸びも緩やかになります。そこにホルモン注射をして身長を伸ばそうとしても、効果はゼロではないのですが薄い効果しか得られないのが現実です。

大人になってから身長を伸ばしたいのであればホルモン注射ではなく、身長が伸びるような運動や生活習慣を心がけた方が、よほど経済的ですし身長が伸びる可能性が高いのです。

2. 子供ならホルモン注射で身長が伸びるのか

成長期真っ只中の子供であれば、大人と違いホルモン注射で身長を伸ばすことは可能です。目安としては、幼少期から中学生時代まで。高校生くらいの年齢になってしまうと、自然と身長の伸びも緩やかになってくる段階に入るため、効果が感じにくくなってきます。

もしもお子様にホルモン注射をさせ身長を伸ばしてあげようと考えていらっしゃるのであれば、なるべく早いうちに注射をし始めることをお勧めいたします。その方が経済的には負担が増えますが、求めている効果は実感しやすいはずです。

3. どれくらいの身長ならホルモン注射すべきか

ホルモン注射で身長を伸ばすべきと言えるような低身長というのは、標準偏差と呼ばれる数値を求める計算を行います。「(現在の身長-平均身長)÷XSD」の式を使いXに標準偏差を当てはめます。年齢や性別によって標準偏差は細かく分かれているためすべてを紹介することはできないのですが、男性ならば約6で女性ならば約5.5を当てはめると簡易的に計算ができます。ここで出たSDの数値が-2SD以下だと低身長と呼べます。

例として105.0cmの6歳男児がホルモン注射で身長を伸ばすべきか、計算を行ってみます。6歳男児の平均身長は116.5cm、標準偏差は4.91です。これを式に当てはめると「(105-116.5)÷4.91SD」であり、約-2.34SDの低身長であるとわかるのです。この子の場合であるならば、ホルモン注射で身長を伸ばしてみる価値は十分にあると言えます。

4. ホルモン注射で身長を伸ばす副作用は?

ホルモン注射で身長を伸ばした方がいいかもしれない身長であることがわかったとしても、すぐに注射をするという決断はしない方がいいと思います。もちろん、ホルモン注射をするにあたり医師から注意があるかと思うのですが、ホルモン注射には副作用が存在するのです。

いくら身長が伸びたとしてもホルモン注射で酷い副作用に悩まされてしまっては、元も子もありませんよね。副作用は様々あり、当然必ず出るとも出ないとも言えないものですが、よくある副作用としては頭痛や吐き気、酷いものだと視力の急激な低下や不整脈が起こってしまうこともあるのです。

様々な薬同様、ホルモン注射で身長は伸ばすことはできますが万能薬ではないのです。身長が伸びるという効果がある一方、メガネやコンタクトを使わなければならなくなり、お子様の夢を諦めさせなければならない事態に陥るかもしれないのです。

5. ホルモン注射で身長を伸ばす費用は?

ホルモン注射で身長を伸ばす時にかかる費用は、小児慢性特定疾患と認められ医療費助成を受けられるのか、地域により異なる子供の医療費助成制度を受けられるのか、また高額療養費制度でいくらまで負担する必要があるのかなど、家庭の事情によっても異なります。

身長を伸ばすためのホルモン注射は、ほぼ毎日継続して行うものですので、非常に高額な治療となります。症状や収入、助成制度の有無によっても異なりますが、月8~9万円ほどかかるのが一般的のようです。年間100万円ほどはホルモン注射だけを考えても、治療費として考えないといけないということなのですね。

それほどホルモン注射を使った身長を伸ばす治療には、お金がかかるものなのです。低身長であると発覚したのが幼少期であればあるほど長年治療を続ける可能性がありますので、20歳前後になるくらいまで注射を続けられるか、ある程度で医師と相談の上、治療を切り上げてしまうか、というのも考えておかねばならないということです。

6. ホルモン注射で身長を伸ばす際にどこに行くの?

ホルモン注射をして身長を伸ばす時には、一般的には「小児科」にかかることになります。ここで診察を受け、小児慢性特定疾患であるとされれば、どの地域に住んでいても医療費助成を受けられる低身長です。病気だと認められるものですので、助成があるのは助かりますが、喜ぶべきことではないと思います。

小児科にかかるような年齢でない場合には、まずは内科や整形外科にかかると良いでしょう。ホルモン注射による身長を伸ばす時期としては遅すぎるかもしれませんが、骨格的な問題や内蔵による影響を受けている場合などは、しっかりと診察を受けることにより原因が特定され、解決の糸口が見つかる可能性があります。

おわりに

いかがでしたか。残念ながら大人には効果がないホルモン注射による身長を伸ばす効果ですが、子供であれば十分に効果があることが分かっていただけたかと思います。また、どのような場合にホルモン注射を検討すべきか、費用や副作用の面からも理解していただけたことでしょう。

子供の明らかな低身長は病気です。早めの診察や治療の決断をすべきと思います。


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