身長を伸ばす方法

低身長症の基準とその対応策とは!?人には聞けない!

低身長症 基準

自分の子供や自分自身が低身長症の基準に該当するのかどうか、というのは医療関係者でもない人にはなかなか聞きづらいですよね。ママ友や親戚に「低身長症なのかな」と相談はなかなかしにくいですし、逆にされたとしても答えづらいと思います。

これを最後まで読んでいただいた方は、低身長症とされる定義や低身長に悩む時の対応策を理解していただけていることかと思います。

1. 低身長症の基準に該当するのか その定義とは

低身長症を基準抜きにお話しするのは無理がありますよね。まずは、低身長症がどんな定義でなされているのか正しく理解していないと、しっかりとした対応策を練ることもできなくなってしまいます。

この低身長症の基準というのは、平均身長と現在の身長から算出される数値と標準偏差と呼ばれる数値から求められるもので、次の式で計算することができます。「(現在の身長-平均身長)÷XSD」のXに標準偏差を当てはめ、計算結果が-2SD以下だと低身長症の基準を満たすと定義されているのです。

標準偏差は性別や年齢で細かく分かれているのですが、男性だと約6、女性だと約5.5を当てはめると計算することができます。ただこの数値だと簡易的な結果しか出ないため、年齢と性別に見合った標準偏差を知ることで、より正確に低身長症の基準を満たすか満たさないか計算をすることができるのです。

例えば同じ10歳でも、男児だと平均身長は138.8cmで標準偏差は6.21、女児だと平均身長は140.2cmで標準偏差は6.79です。これらは文部科学省が学校保険統計調査として、毎年公開しているものです。

これは、どの年のデータを参照するかによっても若干差はでてきます。より正確に自宅で低身長症の基準を満たすかどうか計算するのであれば、なるべく新しいものを参考にすべきと言えますね。

ただ、前年から急激に平均身長が伸びるわけも縮むわけもないため、ここ数年のデータであればほとんど変わらない数値が出てくるのです。

2. 低身長症の基準に当てはまっていたら まずすること

もし-2SD以下となる低身長症の基準に当てはまってしまっていたら、どのように対処すればいいと思いますか。それは、一刻も早く医療機関にかかることです。救急車を呼ばなければいけないという事案ではないのですが、特に成長期まっただ中のお子様だと少しでも早く医療機関で診察を受け、正確に低身長症の基準に当てはまるのかどうか確認をしてもらうことで、将来的な身長に大きな差が出てきます。

あくまでも先ほどお話しした計算式で-2SD以下となってしまう場合というのは、標準偏差を最新の文部科学省が公開しているデータから参考にしたとしても、低身長症の基準に該当するかどうかを自宅で判断するための方法に過ぎないのです。

もともと身長が低めの子が、計算をした時にたまたま-2SD以下になったとしても、これまでの成長具合から「正常範囲で一時的なもの、ひとまず様子見」とされる場合もあります。

ですが、低身長症の基準を計算上満たすのであれば、病気であるのかどうか最終的に判断できるのは医師です。素人考えで大丈夫と判断せず、まずは医療機関でしっかりと診察を受けるのが大切なのです。

3. 低身長症の基準に当てはまった時の治療とは

低身長症の基準に当てはまったときの治療には、原因となる病気によってもさまざまあるのですが、先天的で出産前からもしくは出産して間もなく判明することがない時には、そのほとんどが成長ホルモンの注射を行います。

注射というと通院をイメージされるかと思いますが、実際に低身長症の基準に当てはまって成長ホルモン注射での治療を行う場合には、自宅でできる注射キットを処方してもらい、ほぼ毎日自宅で注射できるようになっています。

自宅で計算をし、低身長症の基準に当てはまっていたら必ずこの治療が行われるというものではなく、あくまでも診察を受け成長ホルモンが不足しているのが原因とされた場合にこの治療は行われるのです。

この治療では、高額医療費控除や小児慢性特定疾病医療補助制度を利用できることが多いです。特に前者の医療費控除は特定疾病と認められなかった場合にも有効であるため、医学的には低身長症の基準に当てはまらず治療を受ける場合や、後者の医療補助制度を利用することになる病気と認められたが途中で適用条件から外れてしまう場合に、非常に有効な制度と言えます。

そのため、低身長症の基準に当てはまった時にはもちろん、医学的当てはまらず経過観察の通院で済んでいる場合でも、風邪やケガを含めた医療費が高額になった場合には申請することで還付を受けることができるため、長年つきあうならば特に意識して利用していきたい制度ですね。

4. 成人で行う低身長症の基準に当てはまった時の治療は?

成人し成長期が終わってしまうと、低身長症とされる基準に当てはまっていても、今までお話ししてきたような治療は非常に困難です。人によって差はありますが、20歳前後で身長の伸びは止まってしまうため、目安としては成人してしまってからは成長ホルモンの注射を行っても身長が伸びることはないのです。

身長が伸びるピークは男女ともに高校生くらいの年代であり、そこから20歳前後の成長期が完全に終わるまでが最後の勝負です。低身長症を心配する基準の身長に気づいたのであれば一刻も早く医療機関にかかることとお話ししたのは、成長期が終わるまでの期間をより長く低身長症の治療に充てるためです。

医学的には成長期が終わってから身長を伸ばすことはほぼ不可能なのですが、身長を伸ばす運動をすることで、わずかではありますが身長を伸ばすことができます。有名なのがぶら下がり健康器を使ったものや、ストレッチを行い姿勢の矯正をするものです。

それにより、1~2cm程度まででしたら成長期が終わった成人であっても、身長を伸ばせる可能性が残っています。

おわりに

低身長症とされる基準に該当すると標準偏差と呼ばれる数値を使って自宅で簡単に計算し、-2SD以下の数値が出てくるようならば低身長症の疑いが濃厚です。その場合は、成長期が終わるまでの期間を有効に使うため、なるべく早く医療機関にかかることが大切なのです。

低身長症と診断されると、長年つきあうため小さなお子様であればあるほど医療費が高額になるため、医療費控除の制度をうまく活用していただきたいと思います。


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